シアバターはいろいろ使えるのです

シアバターとは、シアの木の実から取れる植物性脂肪で、バターのように常温では固形ですが、人肌にあたためるとすぐに溶けるので、シアバターと呼ばれています。以前からシアバターの効能は知られていて、傷ややけどなど肌の万能薬として使われていたのですが、最近はボディショップやロクシタンなどの有名化粧品メーカーがシアバター入りのボディケア商品を出して有名になりました。

シアバターは100%植物性脂肪でできていますが、その成分のほとんどはステアリン酸とオレイン酸で、この成分自体は植物性脂肪に最も多く含まれる成分なので、シアバターが特別というわけではないです。成分というよりは組成がシアバターの特徴を生んでいるのかもしれませんね。

シアバターの特徴は肌への浸透力と油脂にもかかわらずあまりべたつかない性質にあるのでしょう。効能では、保湿力も抜群なので、冬場の乾燥肌防止にも適しています。そのため化粧品メーカーは、シアバターをハンドクリームやボディクリーム、ベビー用バームとして使ったり、一部を混ぜてつかったりしています。

シアバターを使った化粧品

シアバターは原産地である西アフリカでは肌の炎症や筋肉疲労などに効能があるといわれて用いられてきました。これに目をつけたのがロクシタンやボディショップ、さらにロレアルといった有名化粧品メーカーです。彼らは自社の化粧品をシアバターでつくったり、シアバターを配合したりして、シアバターとシアバターの効能を一躍有名にしました。

これら有名メーカーだけでなく、おもしろいところもシアバターの商品を出しています。「生活の木」というお店で、ここではコミュニティートレードを使って、シアバターをガーナから輸入しています。コミュニティトレードとは、貧しい地域の人たちに、無償援助を行うのではなく、働いた対価としてお金を与える仕組みのことです。フェアトレードに近いようにも感じますが、フェアトレードの場合は完全な取引、コミュニティトレードの場合は、もうちょっと寄付的要素が多いです。

アフリカはあいかわらず貧困にあえいでいる人たちが多いです。かといってお金をあげ続ければ、結局その価値を見失うようになってしまいます。なにかの対価に支払うということにすれば売った店もうれしい、買った自分もうれしい、そしてそれをつくったガーナの人もうれしいということになるのではないでしょうか?最近ではボディショップもコミュニティトレードをしているみたいですから、一度覗いてみてもいいかもしれませんね。